中国語で(さようなら)はなんというか。

中国語の勉強していると、普通に中国のことを気にするようになります。以前のように、ただ中華がおいしいとか数千年の歴史とか、そういうことではなくて現在の中国のことを知りたくなります。

テレビでは、気軽に現在の中国を見ることができます。

今日NHKを見ていたら、中国の政策で出稼ぎ農民が暮らす街を再開発すると言う内容を放送していました。

数十年にわたって出稼ぎしていたので、1つの街のようになっていました。

道で屋台等を営業している人に対し、「明日には出て行け」という言葉に、人々は従います。

引っ越しのトラックに乗って街を出て行く時に、1枚の看板が映りました。

NHKスペシャル「巨龍1億人大移 動流転する農民工」より。
告別陳砦 と言う看板。

日本語にすれば「さようなら 陳砦」でしょう。 ですから、告別と言う言葉を見てはっとしました。

日本で告別と言えば、告別式がすぐに頭に浮かびます。つまりもう二度と会う事は無いと言う意味です。

この場合には、1つの村が消えてしまうので、告別がふさわしいのでしょう。

考えてみると、中国語で「さようなら」と言うのは、「再見」です。
「また来週」と言う時も、「下周见」 ということで、次の週に会いましょうと言います。

つまり、見ると言う漢字が入ります。

また会うことを予見しての別れと言う事ですね。ですから、1つの村が消える場合に再見はふさわしくないのでしょう。

日本語の「さようなら」は、「それでは」といったような意味ですから、何にでも使えるあいまい言葉だったと分かります。

中国語を勉強していて、また日本語勉強してしまったような気がします。

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